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縁側値(えんがわち)

縁側値(えんがわち)

あなたの「縁側値(えんがわち)」、まちの「ご近所力(きんじょりょく)」、気になりませんか?

~社会福祉協議会では“ご近所力”を高めていくための取り組みをサポートします~

ご近所」や「縁側」って懐かしくもあり、いまの時代では新しくも感じられるキーワード

みなさんは、ご自身がお住まいの地域の方々と日頃のおつきあいはありますか?朝晩のご挨拶を交わす程度のお知り合いでも、いざというときにはたよりになるものです。そんなご近所さんは身近にいらっしゃいますか?
ご自身や家族にトラブルがあって家庭だけでは解決できないとき、そういったことから、いつ来るやも知れぬ地震や大雨などの災害のときまで、ご近所で助けあい、支え合うことが大切になる場面では、日頃からご近所でその力が培われ、育まれているかが重要となります。これがご近所力です。

そして、このご近所力を支えるのは、あなたご自身を含むご近所一人ひとりの地域とのかかわりやつながりです。昔ながらの日本家屋には家の内と外とを結ぶ縁側がありました。住宅事情もあって、今では珍しくなってしまいました。ただし、家屋から縁側が消え失せても、人と人とを結ぶ心の縁側は誰にもあるものです。そこで、あなたご自身の地域に向けての開放度、かかわりやつながりを知るためのスケール(ものさし)として、社会福祉協議会では「縁側値」を考案しました。

まずはあなたの「縁側値」をはかってみましょう!

縁側値」とは、ご自身のご近所、近隣とのかかわりあい度をはかるものです。ご自身の暮らしはどれくらい近所や近隣とかかわりを持ち、つながっているかをはかってみましょう。全部で8つのポイントです。

チェックしてみましょう。

:① 近隣に知り合い、友人や知人と呼べる人がいる
:② 休日に自宅のほかに過ごせる気安い場所が近隣にある
:③ 市役所、病院、交番など、困ったときに相談できる場所を心得ている
:④ 近隣で困っている人、悩んでいる人がいれば、助けたい
:⑤ 自宅に招く近隣の知り合い、友人や知人がいる
:⑥ 近隣に住む家族の知り合い、友人や知人を知っている
:⑦ 近隣の中で、当番や役割などを担っている
:⑧ 自分自身が困ったとき、悩んだとき、相談できる知り合い、友人や知人が近隣にいる。

あなたの「縁側値」はいかがですか。充分にご近所や地域とのつながりがありますか。

A:8つすべてにチェックがついた ⇒ 地域とのかかわり、つながりは充分です。

ならば、あなたのその力を発揮できることはなんでしょうか?

B:半分(4つ以上)にはチェックがついた ⇒ チェックがつかなかったポイントはどこでしたか。

①~④は外側に向けてのチェック、⑤~⑧は内側に向けてのチェックです。
強いところ、弱いところを確かめ、なにを始めるのか、メニューづくりのヒントにしましょう!

C:ほとんどチェックがつかなかった

⇒ 大丈夫です。これからたくさんチェックをつけていけます。
何から始めるのか、まずは考えてみましょう!

縁側値”を集めてみると、“ご近所力”がわかります。

それでは、近隣の集まりでこの“縁側値”を参加するみなさんではかってみましょう。すべてにチェックをつけた人が進行役となって、“ご近所力”を確かめてみましょう。参加するみなさん全員の縁側値を足し上げていくことで“ご近所力”がわかります。参加するみなさんの人数が満点です。満点のチェックがついたポイントはありますか。そこが“ご近所力”の強いところです。逆に、最もチェックのつかなかったポイントはどこですか。そこが“ご近所力”の弱いところとなります。では、なぜそこが弱くなったのか、強いところをどのように活かせば“ご近所力”が高まるのか、ぜひみなさんで考えてみてください。

ご近所力”を高めていくために、なにか始めてみませんか。

この“ご近所力”を高めていくことは、住み慣れたまちで安心、安全に暮らしていくことに結びつきます。

社会福祉協議会では、この“ご近所力”を高めていくための取り組みをサポートしていきます。

ご近所とはまさに小さなエリアを指します。古くは「向こう三軒両隣」と言われましたが、住居様式も変わり、大型マンションも増え、昔ながらのご近所は見えにくい時代になってしまいました。そこで、みなさんにとってのご近所を、あらためて新たに考えていくためのステージとして小さなエリアでの取り組みを提案します。ただし、基準は設けず、お住まいのまちに応じた捉え方でかまいません。自治会や町会、あるいは商店会や老人クラブなどのエリアをひとつの範囲とすることもあるでしょうし、国立市内にはある8つの小学校区一つを単位とすることもできます。そのエリアごとに“ご近所力”を高めていくためにふさわしい、取り組みやすいエリアを設定していただいてかまいません。

エリアが設定できたら、まずはその地域の“ご近所力”を検証してみましょう。参加するみなさんの「縁側値」を足し上げてみて、ご近所の強いところ、弱いところをみなさんで確かめ合いましょう。

自ら困っていること、悩んでいることを見つけ、それを解決していく

小さなエリアでは、安心、安全なまちづくりから近隣での見守りを必要とする方のためのネットワークづくりも含めて、そこで暮らす方々自らが、困っていること、悩んでいることを発見・把握・理解し、その解決・解消に取り組んでいくことが大切です。そのためには「困ってます!」「助けて!」「手を貸して!」と伝えることができる環境づくりと、それを受け止める「ささえよう!」「さがそう!」「つながろう!」の“ヨウ・ソウ・ロウ”が備わっているかが大切になります。

例えば・・・

☆子どもたちの学校と家との行き来が心配!⇒ ★小学校の登下校時の見守り活動
☆学童保育は6時で終わり、帰り道が心配!⇒ ★学童保育降所時の見守り活動
☆ひとりでいるお年寄りに声かけてみようか?⇒ ★ひとり暮らし高齢者の方への安否おたずね訪問活動
☆障害があっても工夫でお料理できるかしら?⇒ ★障害者向けの料理教室開催
☆もうすぐ退職…地域の役に立ちたいのだけど⇒ ★団塊の世代向けのボランティア体験学習

などなど…。取り組む活動はそのまちで暮らすみなさんが考え出すものです。地域福祉の向上に結びつく、いわばみなさんが安心、安全に暮らしていくことに結びつけば、“ご近所力”が高められます。

また、自分たちだけでは解決し得ない困りごとや悩みごとは、社会福祉協議会に限らず、地域を良く知る民生・児童委員さんや必要なときには行政機関や専門機関などの協力を仰ぎながら進めていくことが重要です。

ご近所力”を高めたい!そんなモデルを募集します!

日々の暮らしを安心、安全にお互いに支え合うために、これから“ご近所力”を高める取り組みを社会福祉協議会と一緒に始めてみませんか?モデルとして取り組んでいただける地域を募集します。社会福祉協議会職員が活動をサポートしながら、広報誌“まごころ”誌面やホームページにて紹介させていただきます。この機会にぜひお問い合わせください。

 

ご連絡・お問い合わせは・・・

お問い合わせ先

国立市社会福祉協議会総務課
電話:042-575-3221

※注:ここで示している「縁側値」、「ご近所力」の考え方は、国立市社会福祉協議会が独自で開発しているものです。

2008年8月現在、開発中ですので、今後バージョン変更される場合があります。

最新の情報につきましては、上記までお問い合わせください。